2013年5月20日 (月)

~つまらない虫の話でもしよう~「脚までくるりと巻いていた」

正確にはその祖先がわかっていないという「昆虫」ー。いわゆる進化のミッシングリンクですか。我々脊椎動物とはあまりに違うその体裁に、宇宙からやってきた説もあるようで。

春、桜が散った頃にニョッキリと現れる昆虫、ナナちゃんことナナフシモドキ。
モドキ、とは言っても、これがナナフシのスタンダードモデル。なぜにナナ「ちゃん」かといいますと、ほぼすべてが女の子、雌だから。そう、彼女たちは単為生殖つまりクローンで殖えてゆくんですね。
コチラが今年撮った初令幼虫。
Dsc01984
・・くっ、うちのデジカメ、マクロがダメダメ…
そんな時には虫めがねで手動光学ズーム!
当然ピントは合いませんが、何枚も撮って1枚くらいアタリがあるのを期待…

ナナちゃんが凄いなあ、と思うのはその徹底した植物への擬態ぶり。
種子(もしくは青虫の糞)みたいな卵から、芽吹くように孵化。かつて私が飼っていたヤツは、孵化直後は桜の花びらをモリモリ食べておりました。その歩行スタイルは、まるでゆらゆらと風に揺れる小枝のよう、静止姿勢は「¥」でなく「キ」みたいに前脚を閉じるんだけど、グッとくるのは前脚の付け根のオフセット構造!
Nana1_2
わーい
(バックに見えるのは飼育ケースとして使っていた百均の不織布衣料袋)

これで頭と干渉しないようになってるんですね~ どうです!この神デザイン。この虫唯一のデザイン上の「遊び」と思われる子鬼のような角もプリチー、ゴッドデザイン賞決定です。

さらに!ナナフシは外敵に襲われたり、ちょっとした衝撃を受けたりすると脚を自切、数回の脱皮を経て再生するんだけど、その再生中の脚がまるで植物の「つる」みたいにクルッと巻いているんですよね。なにかの都合でそうなってるだけなのかもしれないけど、凝り性のナナちゃんのこと、これも擬態の一環かと深読みしたくもなるのです。

ところで「第9地区」という映画に出てきたエイリアン、アレを初めて見た時に、私なんとなくナナフシを思い出したんですよね。エビというより虫だし。ううむ…やはり昆虫は宇宙から…

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